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<第2次補正予算案>成立へ 鳩山首相、守りで“逃げ切り”(毎日新聞)

 09年度第2次補正予算案は25日に衆院を通過し、28日に成立する見通しとなった。これまでの審議では、鳩山由紀夫首相は守りに終始したが、野党側の追及不足もあり逃げ切った格好だ。ただ、与党側は補正予算審議と引き換えに2月中の集中審議や党首討論の開催を約束。野党側は「政治とカネ」の問題をさらに追及する構えで、民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体を巡る事件の展開次第では、首相が厳しい立場に立たされることも予想される。

 ◇政治とカネ

 首相は自らの偽装献金問題について(1)母親からの資金提供は知らなかった。贈与税を免れようとの意識はなかった(2)検察の捜査で違法性がないことは確認された−−との答弁を繰り返した。野党から「国民の常識では信じられない」と追及されても、「なかなか理解はされないかもしれないが、真実は一つ」などとかわした。

 21日の予算委員会では、自民党の谷垣禎一総裁が「(資金提供を)首相が承知していると証明できたら首相をやめますね」と追及、首相の「当然、バッジを付けている資格はない」との答弁を引き出したが、追及はそこまでだった。

 一方、小沢氏を巡る事件では、首相は国会の外で「どうぞ戦ってください」「(小沢氏の元秘書で逮捕された石川知裕議員が)起訴されないことを望む」などの発言を連発、釈明や撤回に追われ自ら墓穴を掘った。

 2月4日には、石川議員の拘置期限を迎え、起訴は不可避とみられている。また、小沢氏本人への事情聴取を踏まえ捜査が進展する可能性もあり、首相にとっては先行き不透明なまま10年度予算案審議を迎えることになりそうだ。

 ◇緊急経済対策

 景気の「二番底」が懸念され、国民的な関心も高い景気対策。野党の自民、公明両党の批判は、自公政権がまとめた第1次補正予算の一部を鳩山政権が執行停止したことに集中し、議論は深まりを欠いた。

 「経済対策の空白ができた」。公明党の井上義久幹事長は予算凍結で景気に悪影響を与えたと批判した。自民党の茂木敏充幹事長代理は「(2次補正は)1次補正のコピーだ」と述べ、1次補正で凍結した項目が2次補正で復活している点を指摘し不要な凍結だったと主張した。

 これに対し、菅直人副総理兼財務相は「項目が一緒でも中身は全然違う」と反論。「一時凍結したからマイナスと言うが、中身を変えないと本格的な改革ができない」などと取り合わなかった。

 ただ、「政治とカネ」に多くの時間が割かれたこともあり、緊急経済対策の具体的な中身についての議論は未消化のままに終わった。【野原大輔】

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